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K-POPダンス 初心者

K-POPダンスの始め方|振りコピー(カバーダンス)の手順を映像から実践する

K-POPダンスを始めるとは、教室で型を習うことではなく、好きな振付を映像から真似る「振りコピー」をすることです。何を、どの順番でやるのかを手順にしました。

「K-POPダンス 始め方」で検索すると、フルコーラスの振付動画や、難易度の高いステージ映像が先に出てきて、最初の一歩が重く感じられがちです。けれど実際にやることはシンプルで、手本の映像を選び、再生速度を落とし、サビを8カウントずつ刻んで真似る——この振りコピーの作業を繰り返すだけです。このページは技法用語を並べるのではなく、その作業を時間軸に沿ってたどります。

  • K-POPダンスは単一の技法ジャンルではなく、ヒップホップやジャズなどのストリート系の動きを楽曲とステージ演出に合わせて構成した振付の総称です。
  • 習い手は型を教わるより、既存の振付を映像から真似る「カバーダンス(振りコピー)」として取り組むのが実態です。だからこのページは技法用語の定義ではなく、振りコピーのやり方を手順で書いています。
  • 手本にする映像は種別で見えやすさが違います。正面・等倍・全身が映るダンスプラクティスが振り確認に向き、左右反転のミラー版は見ながら踊る用です。
  • 覚える単位は8カウント(エイトカウント)。サビを8拍ずつのブロックに割り、0.5倍速で部分ごとにさらってから等倍で通します。
  • 一人で踊るなら、最初に「誰のパート・どの立ち位置を踊るか」を決めて、その動線だけを通します。フォーメーション移動は一人練習では無視してかまいません。
鏡張りのスタジオで、正面を向いた4人のダンサーが同じポイントダンスを左右そろえて踊る様子を、金色と青緑の照明で油彩調に描いたイメージ

振りコピーとは何か

K-POPの振付は「カバー(振りコピー)」する文化

K-POPダンスは特定の一ジャンルではなく、ヒップホップ、ジャズ、ガールズヒップホップなどのストリート系の動きを、楽曲とステージ演出に合わせて構成した振付の総称です。だから「K-POPの基本ステップ」を一つ挙げるのは難しく、習い手も教室で型を習うより、既存の振付を映像から真似て覚えるのが実態です。これを「カバーダンス(振りコピー)」と呼びます。

振りコピーでやることは、手本の映像を選び、見やすく再生環境を整え、振りを小さな単位に割って真似て、通す——という一連の作業です。だからこのページは、技法用語の意味を定義するのではなく、その作業を順番に書いていきます。まず最初に、振付がどんな要素でできているかだけ押さえておきましょう。

次の節で、振付を作る3つの実体を見ていきます。

振付の3つの実体

ポイントダンス・フォーメーション・シンクロ

振付は大きく3つの要素でできています。複数人で踊って意味を持つものと、一人でも取り組めるものがあるので、各要素に「一人練習でどう扱うか」を添えました。

ポイントダンス

サビで繰り返される、覚えやすい数小節の決め振り。曲の顔になる動きで、たとえば曲を象徴する乗馬風のモーションのような繰り返される動きが、ポイントダンスの例として知られます。

一人練習では: 一人練習でも最初に取り組む単位。覚える小節数が少なく、最初に形になります。

フォーメーション

歌うメンバーを前に出すための立ち位置の移動。7〜9人編成のグループ曲では、曲の進行に合わせて隊形が入れ替わります。

一人練習では: 一人練習では省略可。立ち位置の移動は追わず、自分を中心に固定して踊ります。

シンクロ

複数メンバーが同じ角度・同じタイミングで動きを揃える同調。揃っているほどステージの密度が上がります。

一人練習では: 一人練習では「毎回同じ角度・高さで動く」という再現性の練習に置き換えます。

手本の映像を選ぶ

手本にする映像の選び方(種別比較)

振りコピーの出来は、どの映像を手本にするかでほぼ決まります。同じ曲でも映像の種別によって振りの見えやすさが大きく違うので、目的に合わせて使い分けます。

検索のコツとして、動画タイトルに mirrored / mirror が付くものはミラー反転版、「dance practice」は正面・等倍の練習動画の通称です。どの種別がいつ公開されるかは曲によって異なるため、ここでは「公開されることが多い」程度に捉えておきます。

  • 公式MV

    見えやすさ:
    編集とカメラワークで腕や足元が切れることがある
    用途:
    曲と振りの雰囲気をつかむ
    注意点:
    細かい振り確認には向かない
  • ダンスプラクティス

    見えやすさ:
    正面・等倍・全身・カット無し
    用途:
    振りそのものを確認する
    注意点:
    通称「dance practice」で公開されることが多い
  • ミラー反転版

    見えやすさ:
    左右反転で画面の右手=自分の右手
    用途:
    映像を見ながら同じ側で踊る
    注意点:
    タイトルに mirrored / mirror が付くものが反転版
  • 直カメ・fancam

    見えやすさ:
    定点で個人を追う
    用途:
    特定メンバーの動線を確認する
    注意点:
    全体の隊形は把握しづらい
  • 音楽番組ステージ

    見えやすさ:
    本番強度・演出込み
    用途:
    通しの強度を確認する
    注意点:
    演出やカメラ切り替えで振りが隠れる

再生環境を整える

再生環境のセットアップ

手本が決まったら、見やすく再生する準備をします。プレーヤーの操作を少し変えるだけで、真似のしやすさが変わります。それぞれ「何のために」効くのかを併記しました。

  • 再生速度を落とす

    設定:
    0.5〜0.75倍。YouTubeは歯車メニュー、スマホは画面長押しメニューから
    効果:
    速さに溶けて見えない腕・脚の細部が拾える
  • 難所を区間ループ

    設定:
    サビ全体ではなく3〜5秒の区間だけをAB/区間ループ
    効果:
    つまずく一区間だけを集中して繰り返せる
  • ミラー反転をON

    設定:
    反転版を使うか、左右反転表示にする
    効果:
    画面の手と自分の手が同じ側になり、左右の混乱が減る
  • 全画面・正面固定で見る

    設定:
    正面・等倍で全身が映る映像を全画面に
    効果:
    立ち位置や体重移動を端まで確認できる

サビを覚える手順

サビを8カウントで刻んで覚える手順

振りコピーで最も再現性が高いのが、覚える単位を決めてしまうことです。ダンスの振りは8拍(エイトカウント)で区切れることが多く、サビをこの単位に割って1ブロックずつ進めます。次の手順を、一区間ごとに回します。

  1. サビが何カウント分か数える

    ダンスプラクティスの「5-6-7-8」の掛け声は8拍(エイトカウント)を指します。サビを声に出して数え、たとえば8カウント×4=4エイト、と長さを把握します。

  2. 8カウント単位に割る

    1×8、2×8…と8カウントごとのブロックに区切り、1ブロックずつ覚えます。一度に全部を追わないのがコツです。

  3. 0.5倍速で部分ごとにさらう

    各ブロックを0.5倍速にして、腕・脚・体重移動・顔の向きに分けて練習します。速度を落とすほど、どこを通っているかが見えます。

  4. マーキングで順番を固める

    力を抜いて軌道だけを小さくなぞる練習(マーキング)で、ブロックのつながりと順番を体に入れます。

  5. 等倍・本番強度で通す

    等倍に戻し、力を込めて踊りきる(フルアウト)。ブロックとブロックがつながるかを確認します。

  6. つなぎ目だけスローに戻す

    通して崩れる箇所は、その区間だけ再びスローに戻して直します。8カウント単位での分け方は、初心者の振り付けの覚え方でも整理しています。

一人で踊るとき

一人で踊るときのパートと立ち位置の決め方

ここはK-POPカバー特有の悩みです。グループ曲は誰がどのパート(センター、メインボーカル、ラップなど)を担当するかが決まっていて、立ち位置もそれに合わせて配分されています。一人で踊るときは、最初にこの「自分が踊るパート」を決めてしまうのがコツです。

何人もいるグループ曲を前にすると、「誰を真似ればいいのか分からない」と手が止まりがちです。答えはシンプルで、一人だけ選んで、その人の動線だけを通します。好きなメンバーのポジションでも、最初から最後まで画面に映り続ける人でもかまいません。後者は追いやすく、初めての一曲には向いています。

そして、フォーメーション移動は一人練習では無視してかまいません。自分を中心(センター)に固定して、隊形の入れ替わりは省略できます。気にすべきは、選んだ一人の振りを最後まで通すことだけです。立ち位置を把握したいときは、映像を見ながら言葉でメモすると整理できます。

  • 踊るパートを一人決める(映り続ける人だと追いやすい)
  • その人の振りだけを最初から最後まで通す
  • 隊形は自分=センター固定で省略(例: 前列3・後列2 の移動は追わない)

つまずきと対策

つまずきと対策(症状→打ち手)

振りコピーでよくつまずくのは、たいてい次の4つです。それぞれに対する打ち手を、症状から引けるようにまとめました。

  • 速すぎて動きが溶ける

    0.5〜0.75倍速で形を確定してから速度を戻す。崩れたら再びスローへ。

  • 振りを点で覚えて決めポーズの間が抜ける

    ポーズ間の移動・体重移動・顔の向きをつなぎ目ごと覚え、線でつなぐ。

  • 鏡や映像で左右が逆になり混乱する

    ミラー反転版を使うか、「右手から」など利き側を固定して覚える。

  • フォーメーションやシンクロが気になって手が止まる

    一人練習では一旦切り離し、自分の振りを安定させてから足す。

自宅で続ける

自宅で続ける(関連記事・出典・次の一歩)

振りコピーは反復でしか残りません。区間ループで同じ数小節を繰り返す、自分を録画して原曲と並べて見比べる——こうした作業を、決まった時間に続けられると定着が早くなります。

Free Chacha Online は毎週土曜10:30のライブレッスンとアーカイブ、公式LINEでの質問を用意しています。K-POP専門ではありませんが、自宅で振りを繰り返す習慣の土台としては機能します。覚え方や受講準備の詳細は、下の関連記事にまとめています。

関連記事と出典は、このすぐ下にまとめています。

NEXT STEP

決まった時間に振りを合わせる場として

振りコピーは、短い区間を繰り返すほど身体に残ります。Free Chacha Online は毎週土曜10:30のライブレッスンと、受講したレッスンのアーカイブ、公式LINEでの質問を用意しています。K-POP専門ではありませんが、自宅で振りを繰り返す習慣の土台としては使えます。AI添削は近日公開予定です。