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ツイストダンスとは

ツイストダンスとは?足・腰・腕の動かし方と1960年代の流行

ツイストは、足の裏(母指球)を軸に腰と上半身を反対向きにひねりながら、左右へ体重を移すだけの踊りです。相手と手をつながず一人で踊れるのが特徴です。

  • ツイストは母指球を軸に腰・膝・足を一塊で左右へひねり、上体だけを逆向きに振る一人で踊れる社交ダンス
  • 足はタバコを揉み消すように床をこすり、腰はタオルで背中を拭くように振る、という当時の比喩で動きを覚えられる
  • ハンク・バラードが1959年に録音した『The Twist』を、チャビー・チェッカーが1960年にカバーして流行の中心になった
両足を肩幅に開き母指球に体重を置いてツイストを踊る1960年代の社交ダンスの様子

SOCIAL DANCE

ツイストはどんな踊りか

両足を肩幅に開き、両足の母指球に体重を置いて立ちます。そこから腰・膝・足を同じ向きの一塊として、左右交互にひねります。これがツイストの基本動作です。手をつなぐ相手は必要なく、一人で踊れます。

ブリタニカ百科事典はツイストを1960年代初頭に発達した活発なダンスと紹介し、ウィキペディアも足裏を軸に腰と上半身をひねる動きとして説明しています。曲としての『The Twist』と踊りが同じ言葉で呼ばれますが、ここで扱うのは身体の動きとしてのツイストです。

HOW TO MOVE

足・腰・腕で動きを組み立てる

ツイストには当時から伝わる二つの指導比喩があります。足は「母指球でタバコを揉み消すように床をこする」、腰は「タオルで背中を拭くように左右へ振る」。この二つを合わせると、ツイストの基本ができあがります。

覚えておきたいのは二層構造です。腰・膝・足は同じ向きの一塊として動き、腕(上体)だけが逆方向のカウンターになります。腰が左へひねれたら、腕は右へ振る、という関係です。

腰をタオルで拭くように振り、足を母指球でタバコを揉み消すようにひねるツイストの基本動作

どう動くか
かかとを軽く上げ、母指球を軸にして床をこするようにピボットします。左右の足を交互に外側へ、内側へとねじります。
当時の比喩
母指球でタバコを揉み消すように床をこする。
力みやすい所
足首を強くひねりすぎると負担が大きいので、ねじりは小さく保ちます。

どう動くか
腰・膝・足を同じ向きの一塊(single unit)として、左右交互にひねります。上下動はごく小さく、低い姿勢のまま体重を両足の間で移します。
当時の比喩
タオルで背中(下尻あたり)を左右に拭くように振る。
力みやすい所
腰だけを激しく回そうとせず、足の回旋と一緒に動かします。

どう動くか
肘を曲げて体から離して構え、ほぼ静止のまま下半身と反対方向へ振ります。腰が左ならば腕は右へ、というカウンターの動きです。
当時の比喩
ピストンのように上下させず、左右へ振り分けて逆ひねりをつくる。
力みやすい所
下半身と同じ向きに振ると、ひねりのコントラストが消えてしまいます。

拍は奇数カウントで左、偶数カウントで右へ。体重は腰の回旋に合わせて両足の間を行き来します。大きく振り回すのではなく、母指球のピボットと腰の小さなひねりで音に乗ります。

1960s

1960年代に何が新しかったか

きっかけはハンク・バラードが1959年に録音した『The Twist』、そしてチャビー・チェッカーが1960年に発表した同曲のカバーでした。チェッカー版のヒットがダンスクレイズの中心になり、この録音は米国議会図書館の National Recording Registry にも収載されています。

当時新しかったのは、相手と手をつながず触れない距離(non-touching)で、同じ曲を一緒に踊れた点です。それまでのパートナーダンスから離れ、年齢や技量を問わず誰でも踊れたことが、流行を後押ししました。1960年に Dick Clark の番組で披露されたことで全国に広まったとされています。

DANCE CRAZES

ツイストから広がった1960年代のダンスクレイズ

ツイストの流行のあと、相手と手をつながず一人で踊る単独クレイズが次々と続きました。いずれもツイストと同じく、フロアで個々に踊るスタイルです。次の踊りが実名で知られています(各クレイズの詳しい技法までは踏み込みません)。

  • Pony馬足を踏むように上下する単独クレイズ
  • Mashed Potatoつま先を内へ向けて足をずらす単独クレイズ
  • Watusi腕を上げて素早く左右へ振る単独クレイズ
  • Jerk上体を引くように刻む単独クレイズ
  • Monkey腕を上下に動かす単独クレイズ
  • Frug腰を振りながら踊る単独クレイズ

ツイストよりも前には、同じく手をつながず足を内外に振るチャールストンという社交ダンスがありました。時代をまたいだダンスの並びは、チャールストンの記事で見比べられます。

HOME PRACTICE

自宅で短く試すときの注意

自宅で軽く試すときは、次の三つの手順を短いブロックに区切って動かします。CDC の成人向け身体活動の案内でも、運動を週の中で短いまとまりに分けてよいとされています。痛みや違和感が出たら止めてください。

  1. 膝を軽くゆるめ、両足を肩幅に開いて母指球に体重を乗せて立ちます。
  2. タオルで背中を拭くように、腰を左右へ振ります。上下動はごく小さく低い姿勢を保ちます。
  3. 足裏でタバコを揉み消すように床をこすり、母指球を軸にピボットします。

膝・足首は強くひねりすぎず、上下動はごく小さく低い姿勢を保ちます。靴下のみは足首をひねりやすいので、室内シューズか裸足を選びます。

膝・足首をひねりすぎず低い姿勢で短く区切ってツイストを試す自宅練習の様子

FREE CHACHA

Free Chacha Online の復習へ

Free Chacha Online は、毎週土曜10:30のライブレッスンと、受講したレッスンのアーカイブで体を動かせる月額制の動画配信サービスです。扱うのはハマチャチャやソウルステップといったストリート系で、1960年代のツイストとは別系統です。

それでも、母指球で床をこする感覚や左右への重心移動は、ライブレッスンやアーカイブで体を動かすときの下地になります。短く区切って試す習慣のまま、別ジャンルのレッスンへ進めます。

ライブレッスンとアーカイブで繰り返し体を動かす Free Chacha Online の流れ

NEXT STEP

足裏と重心の感覚を、ライブレッスンとアーカイブで動かしてみる

ツイストは1960年代の社交ダンスで、Free Chacha が扱うストリート系(ハマチャチャやソウルステップ)とは別系統です。ただ、母指球で床をこする感覚や左右への重心移動は、土曜10:30のライブレッスンやアーカイブで体を動かすときの下地になります。