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MUSICALITY & COUNT

ダンスの8カウントの取り方と数え方

振り付けが「8カウントで覚えて」と言われても、何を8で数えているのか最初は分かりにくいものです。8カウントは、8拍をひとまとまりにした、振り付けを区切るための単位です。

音楽に詳しくないと無理だと思われがちですが、やることは手拍子で脈をつかむことと、声に出して1から8まで数えることの二つだけです。ここでは拍の見つけ方から、表と裏の取り方、8カウント1本を通した動きの例、動きを割り振る練習までを順番に整理します。

この記事の要点

  • 8カウントは8拍をひとまとまりにした単位。4拍子なら1小節4拍なので、8カウントはちょうど2小節分
  • まずは曲の一定の脈を聞き取り、手拍子で合わせて拍をつかむ
  • 「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8」と声に出して、BPM80前後のゆっくりな曲から数える
  • 裏(and)でも動けると1拍を2つに割れる。表だけだと1小節4回、裏も入れると8回と密度が2倍になる

目次

  1. 1.8カウントとは何か
  2. 2.拍の見つけ方
  3. 3.基本の数え方
  4. 4.表と裏(andの取り方)
  5. 5.なぜ振り付けは8で区切るのか
  6. 6.8カウント1本の通し例
  7. 7.動きを8カウントに割り振る練習

WHAT IS IT

8カウントとは何か

8カウントは、拍を8つ数えてひとまとまりにしたものです。ダンスの振り付けは、この8拍を一つの単位として組み立てられることがとても多くなっています。

曲には一定の間隔で刻まれる拍があります。その拍を「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8」と数えて、8まで来たらまた1へ戻る。この8つの拍のかたまりが1つの8カウントです。多くの曲では、この8拍ごとにフレーズや雰囲気の区切りがそろっているので、振り付けもその区切りに合わせて作られます。

ダンスでよく使う曲の多くは4拍子で、1小節に拍が4つ入ります。8カウント(8拍)はちょうど2小節分で、小節1を「1, 2, 3, 4」、小節2を「5, 6, 7, 8」と数えると、2小節そろったところで音楽のフレーズが一区切りになります。だから振り付けも8拍ごとに区切られます。

この区切りがあるので、「2エイト分の振り」と言えば16拍ぶん(=4小節)、「最初の8」と言えば最初の8拍ぶんの動き、というように、長さや場所をカウントで指定できます。まずは「8拍でひとかたまり」という感覚をつかむことが出発点です。

FIND THE BEAT

拍の見つけ方

数える前に、まず数える対象である拍を見つけます。拍は、曲の中でずっと一定の間隔で打たれている脈のことです。

拍を見つける手順

  • 曲を流して、足が自然に動く一定の脈を探す。ドン・タンと規則正しく鳴る所がそれ
  • 脈に合わせて手拍子を打つ。打ち続けてもズレなければ、それが拍をとらえた状態
  • バスドラム(低くドンと鳴る音)やスネア(パンと鳴る音)を目印にすると見つけやすい
  • 歌のメロディではなく、ずっと一定で鳴っている音に手拍子を合わせる
  • 多くのポップスやダンス曲では、低いキック(ドン)が1拍目・3拍目、スネア(パン)が2拍目・4拍目に来る。「ドン・タン・ドン・タン」のタンが2と4。自分の数えの2と4でパンが鳴っていれば、拍に合っている合図

メロディや歌詞は伸び縮みすることがありますが、拍は基本的に一定です。歌につられると見失いやすいので、最初は「ずっと同じ間隔で鳴っている音」だけに耳を向けて、その音に手拍子をぴったり重ねる練習から始めると分かりやすくなります。

BASIC COUNT

基本の数え方

拍が見つかったら、それに合わせて声に出して数えます。頭の中だけで数えるより、口に出すほうが拍からずれにくく、自分が合っているかも確認しやすくなります。

  • 拍に合わせて「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8」と声に出す。8まで来たらまた1へ
  • まずはBPM80前後のゆっくりな曲から。メトロノームやテンポ表示のあるアプリを80に設定すると、1拍がほぼ1秒の感覚でつかめる(あくまで目安。慣れたら100→120と上げる)
  • 数えながら、その場で足踏みや膝の上下を一緒に動かす
  • 止まらず連続2周(16拍)ズレずに数えられたら、次へ進む合格ライン

テンポの目安はスローがBPM60〜90、標準が100〜120、アップが130以上くらいです(あくまで目安)。いきなり速い曲で数えようとすると追いつかないので、最初はBPM80前後のゆっくりな曲から始めてください。8まで止まらず、連続2周(16拍)ズレずに数えられたら、拍をつかめている状態です。リズムそのものに不安があるときは、弾み方や重心の話までまとめたリズム感がない初心者向けの練習の決め方も合わせて読むと、土台が整えやすくなります。

ON & OFF BEAT

表と裏(andの取り方)

数字で数える拍が「表」、その間にある半拍が「裏」です。裏は「1 and 2 and …」の and のところで、ちょうど拍と拍の真ん中にあります。

  • 「1 and 2 and 3 and …」の and が裏拍。1と2のちょうど真ん中にある
  • まず表(数字)だけで手拍子。慣れたら and のところでもう一回足す
  • 表だけ=「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8」。裏も入れる=「1 and 2 and 3 and 4 and 5 and 6 and 7 and 8 and」。日本語では裏を「1・と・2・と…」と読む流儀もある
  • 表拍は4分音符1個=1カウント、裏拍はその間の8分音符=半拍。裏まで動けると1拍を2つに割って当てられるので、同じ8拍により多くの動作を入れられる
  • 手拍子テスト:表だけ=1小節で4回(1234)。表+裏=1小節で8回(1and2and3and4and)。密度がちょうど2倍になる
  • 違和感や痛みがあるときは無理をしない。速さより、拍に乗れているかを優先する

表拍は4分音符1個分、裏拍はその間の8分音符で半拍です。表だけで踊ると1小節に4回しか動作を当てられませんが、裏まで動けると1拍を2つに割って、同じ8拍に倍の動作を入れられます。手拍子で確かめると、表だけは1小節4回、表+裏は1小節8回でちょうど密度が2倍になります。まずは表で手拍子をして、慣れてきたら and のタイミングでもう一回手拍子を足す、という順番で体に入れていきます。

WHY EIGHT

なぜ振り付けは8で区切るのか

8という単位が使われるのは、覚える・揃える・伝えるのどの場面でも扱いやすいからです。長い振り付けを丸ごと相手にするより、8拍ずつに区切るほうが現実的です。

覚えやすい

長い振り付けも、8拍ずつのかたまりに分けると一区切りが短くなります。「最初の8」「次の8」と分けて練習でき、どこで止まったかも言葉にしやすくなります。

人と揃えやすい

全員が同じ8カウントで数えていれば、いつ動き始めるか、いつ止まるかの基準が共通になります。「5カウント目で右手を上げる」のように、合わせる位置を指定できます。

人に伝えやすい

振り付けを教えるときも、「3と4で回る」「7、8は止め」のようにカウントで指定すれば、言葉と動きがずれにくくなります。先生やメンバーとの共通言語になります。

WORKED EXAMPLE

8カウント1本の通し例

言葉だけだと分かりにくいので、1から8まで動きを当てた例を1本通します。左右に踏んで寄せるだけの単純な動きなので、立っても座ったままでも手拍子だけでも追えます。

count → action(1〜8の通し例)

  • 1=右足を右へ踏む
  • 2=左足を右足に寄せる
  • 3=左足を左へ踏む
  • 4=右足を左足に寄せる
  • 5=向きを逆にして左足を左へ踏む
  • 6=右足を左足に寄せる
  • 7=右足を右へ踏む
  • 8=左足を右足に寄せる

1〜4で右へ移動し、5〜8は向きを逆にして同じ動きを左へ返すだけです。慣れてきたら手拍子と足を組み合わせます。まず1・3・5・7の4回で踏み、慣れたら2・4・6・8で手を叩きます。2・4・6・8は多くの曲でスネア(パン)が鳴る位置なので、踏む拍と叩く拍を分けて練習すると、8拍の中での位置が体に入っていきます。

Free Chacha Online で扱うソウルステップの「ボックス」は前後左右の4方向を踏む足型なので、ちょうど半エイト(4拍)に収まりやすい動きです。実際の足の運びや細かいカウント割りは基本ステップの分け方で扱っています。まずはこの通し例で「1拍ごとに1動作を当てる」感覚をつかんでください。

ASSIGN MOVES

動きを8カウントに割り振る練習

数えられるようになったら、その8カウントに動きを当てていきます。最初から細かく詰め込まず、1カウントに1動作の単純な形から始めるのがコツです。

割り振る練習の順番

  • まず1カウントに1動作。前の通し例のように、1拍ごとに踏む・寄せる・タッチのどれか一つだけを当てる
  • 声に出して数えながら踊る。頭の中で数えるより、口に出すほうが拍からずれにくい
  • メトロノームをBPM60(1拍2秒)まで落として形を固め、原曲の速さへ段階的に上げる
  • 詰まったら、その8カウントだけ抜き出して繰り返す。通し練習に戻すのは形ができてから
  • 痛みが出たら止める。カウント練習は座ったまま膝で拍を取る・手拍子だけでも成立する(立って踊らなくてもよい)
  • 1カウント1動作に慣れたら、半拍(裏)に動きを足して、より細かく合わせていく

ステップそのものをどう分けて覚えるかは基本ステップの分け方に、踊る前の体づくりや姿勢の整え方はダンスの基礎練習にまとめています。カウントで動きを割り振る練習と合わせて使うと、覚える順番が整理しやすくなります。

NEXT STEP

数えながら踊る習慣を、今日から一つずつ。

拍を見つけて声に出して数え、1カウント1動作から割り振る。この順番が身につけば、振り付けの覚え方も人との合わせ方も変わります。一人で数えていて合っているか不安なときは、毎週土曜10:30のライブレッスンで講師と一緒にカウントを声に出して合わせられます。休んだ週もアーカイブで同じ箇所を見直せて、迷った拍は公式LINEで質問できます。

続けやすさを優先したスタンダードは月額3,980円で、月4回のライブレッスンとアーカイブ、公式LINEの質問を含みます。